脱!花粉症

コラム2019.02.07

 立春が過ぎ、そろそろ桜が待ち遠しくなってきましたが、しかし一方では、花粉症の時機到来で、お花見を楽しめないという方も多いのではないでしょうか。現在、日本人の4人に1人が花粉症であるといわれており、その人口は今後さらに増加することが予想されています。誰もが罹る可能性があり、発症すると年々症状がひどくなる傾向にある花粉症ですが、少しでも症状を和らげるために、また、少しでも花粉症にならないようにするために、食の面から3つの花粉症対策をご紹介いたします。

 1.花粉症になりやすい食生活の代表は、肉類や油ものです。肉類や脂には花粉症を悪化させるタンパク質が含まれ ており、過剰な摂取はよくないといわれています。また、油っぽい食事は消化に時間がかかるため消化不良になりやすく、それが腸内で異物として認識されるため、免疫系が活発になり花粉やその他のアレルギー物質にも反応しやすくなり、結果として花粉症にかかりやすい体質になりやすいのだそうです。もちろん肉類はアレルゲンではないので、食べてすぐに花粉症が発症するというのではなく、長時間に亘って高タンパク・高カロリーな食生活を続けていると花粉症になりやすいと言われているのです。つまり、魚や野菜中心の和食をメインにした食生活をするのが良いようです。

 2.ビタミン、ミネラル類の摂取によって効果が表れることもあるようです。ミネラルでは、亜鉛やにがり。、カルシウムなど、ビタミンでは特にビタミンCが良いそうです。風邪にもビタミンCが良いといわれるので、炎症をおこした喉や鼻にいいかもしれないですね。

 3.花粉症に効くと言われている食品のランキングです。

   一位:ヨーグルト 二位:甜茶(てんちゃ) 三位:シソ 四位:緑茶 五位:ペパーミント 六位:ショウガ

   七位:黒酢 八位:ローズヒップ 九位:納豆 十位:ルイボスティー

   他にも、玉ねぎやトマト、青魚なども効果があると言われています。

 花粉症対策には、このように食事によって体質を改善することが勧められています。その効力は個人個人の体質によるため上記のどれもが万人に通用するわけではなく、中には全然効かない方もいると思います。

 過度の摂取にも気を付けなければいけませんが、癒しが多い日本の素敵な春を少しでも憂いなく楽しめるように、上記の食生活を取り入れ、体を少しでも楽にしてあげたいものです。