光が私たちに及ぼす功罪

コラム2019.01.16

  地球上に 生命が誕生した時にも、太陽の光は生命維持に重要なファクターの一つでした。海中の藻類が光合成を始めたことで、酸素が発生し、海水中の鉄イオンと反応し大量の酸化鉄を生成し、それが終わると海中から地上に酸素を放出し、元来硫化水素が主体であった大気が現在の大気へと変化しました。したがって現在の地球環境を作った主役は光であるといっても過言ではありません。

 

 現在でも私たちの体にとって太陽の光は、光合成によるビタミンD合成や、殺作用などの有用な働きがあります。私たちは日々太陽の庇護のもとに生き、生命維持のためのエネルギーを光から充電して暮らしているのです。

 にもかかわらず、この様に大切な光は、反面大変付き合いにくい存在でもあり、例えば皮膚がんを引き起こすというような有害な作用を私たちに行うこともあります

このように希望と情熱の源である太陽の光は、一歩付き合い方を間違うと、私たちの生命をも脅かす恐ろしい武器にもなるのです。