生活習慣改善のススメ
コラム2018.09.25
すべての病気は、遺伝的要因と環境要因が複雑に絡み合って発症するそうです。その中で食生活や身体活動などの生活習慣による環境要因が発症の大きな原因となる一連の疾患を、生活習慣病として分類し、その予防や治療のため生活習慣の改善を図ることが重要です。
様々な生活習慣 のなかで、今日最 も問題になってい るのは、飽食と運 動不足による過栄 養状態で、糖尿病、 高脂血症、高血圧 症を誘発しさらに これらを危険因子として発症する動脈硬化性疾患(脳梗塞や心筋梗塞)の原因にもなり、これらを「狭義の生活習慣病」と呼んでいます。 最近の調査では、脳梗塞や心筋梗塞などの動脈硬化性疾患発症者の過去を調べてみると、十年前からずっと体重、血圧、血糖、コレステロール、中性脂肪の値が軽度ながら高値であったことがわかりました。そして肥満、高血圧症、糖尿病、高脂血症のうち、三個以上持っていた場合は、何もない人に比べて三十五倍も脳梗塞や心筋梗塞が起こりやすくなっていたことが判明したそうです。
そこで気になる方のために、血液をサラサラにする食事に取り入れたらよい八品目を紹介します。「お魚好きやね(オサカナスキヤネ)と覚えてください」一食に全品目入ってなくとも大丈夫で、一日トータルで補えば良いです。オは「お茶」サは「魚」カは「海藻」ナは「納豆」スは「酢」キは「きのこ」ヤは「野菜」ネは「ネギ」です。
十年一昔といいますが、血管も例外ではありません。気になる方はこの間に生活習慣を改善し、日々の運動を心がけてみてはいかがでしょうか。