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ウイズ・エイジング

 1990年代に米国で急速に広まった「アンチ・エイジング」という「対加齢」の概念が、今世紀初頭に瞬く間に日本に広まり、年齢を重ねれば誰もが直面する身体の衰えに対抗する「アンチ・エイジング」は医学の進歩とともに可能となってきたといっても過言ではありません。しかしその一方で「ウイズ・エイジング」という言葉にも注目が集まってきています。
 老化現象を悪と決めつけ、加齢に対抗するアンチ・エイジングに対し、高齢医学専門の杏林大学客員教授の鳥羽研二氏が「ウイズ・エイジング」という言葉を提唱されました。「老いとともに生きる。老いと道連れだから、肩の力も抜いて、あるがままの人生を肯定し、年を取ることも悪くないと人生を達観しよう」と彼は言います。彼は、「ウイズ・エイジング」をアンチ・エイジングとは対極の概念に位置づけることで、成熟した社会の糧にしようと考えました。 しかし、「ウイズ・エイジング」はアンチ・エイジングを否定するものではありません。一般に「アンチ・エイジング」という言葉は身体的な面で使われますが、「ウイズ・エイジング」は精神的な面で使われます。年を重ねる中で起こる外見的な変化ではなく、その年齢にならないと得られない知恵や経験に重きを置き、年を重ねることを肯定的に受け入れていくことです。年齢に対抗していく姿も、年齢を重ねたありのままの自分と向き合う姿も、同じくらい魅力的ではないでしょうか。そして、高齢社会のきびしい現実の中でこそ、広まってほしい言葉ではないでしょうか。

ミニ百科-ピラミッドその13 ピラミッドの語源

ピラミッド 私たちが、ごく自然に呼び習わしている「ピラミッド」という名前は、じつは古代エジプト時代にはなかったものです。紀元前5世紀に活躍したギリシアの歴史家ヘロドトスがエジプトに関する数々の記録を纏めると、それを読んで興味を持ったギリシア人が次々とエジプトを訪れ発掘調査を始めました。ギリシアの学者たちは、四角錘の巨大な遺跡が普段自分達の食べている「ピラミス」という三角形のパンに似ていることから「ピラミッド」という名前を考え出したのだそうです。
 では古代エジプト人はどのように呼んでいたのでしょうか。古代エジプトでは四角錘以外にも様々な形のピラミッドが建てられましたが、総ての建造物を「ムル・メル」と呼んでいたそうです。この言葉は「昇る場所」という意味で、また一つ一つのピラミッドには個々の名前がつけられていて、その名前で呼ぶことが多かったそうです。個々の名前には上記の様なものがあります。

一口メモ   いきいきライフのためにー高齢者のふらつき・めまいの特徴

 前回は、ふらつき・めまいの原因として「脳血管障害」の説明をしましたが、今回はそれ以外の原因についてお話しいたします。
[起立性低血圧] 
 立ち上がった時などに、「ふうっと」意識を失いそうになるのが典型的な症状で、血圧調整する自律神経系の働きがうまくいかないために起こります。仰臥位(仰向け状態)から立位になる際の血圧を測定し、収縮期血圧で30mmHg以上の低下があれば、起立性低血圧と診断されます。
 はっきりとした原因がない場合も多いですが、内服薬の副作用、糖尿病性神経障害や、頻度は少ないですが神経変性疾患などが原因となっている場合があります。

当社では、ご愛用者の皆様と心のふれあいを少しでも持つことが出来ればとの願いを込めて、メッセージふろむサンシドーという季刊誌を発行しています。本紙面を通じて、少しでも多くの皆様のお役にたてる情報がご提供出来れば幸いです。